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ウィーン美術史美術館展


今日は長い感想文になりそうなので、最初に食べ物ネタを済ませます(笑)


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今日初めて口にしたお食事です。イタリアントマトのチリドッグ。
しかも食べた時間が夕方の4時!どうりでお腹が空いたはずです(笑)

本当はパスタにしようかと思ったけど、今夜は彼とデートなのでパンにしました。サルサソースがピリッとして美味しかったな♪

しかし、今日出かける前に計ったら体重が減ってたので嬉しかったのに、今夜の食事でまた増えるんだろうなー・・・



さて、続きはひたすら美術館感想文です!
料理のお話はないので、それでもOKという方のみどうぞ。。。












今日は昼下がりに足を伸ばして、宮城県立美術館へ『ウィーン美術史美術館展』を観に行って来ました☆

ず~っと行きたかった(9月頃から言っていた)のに、結局終了ギリギリに駆け込む形になってしまいました。
でも、見に行けて良かったぁ♪

実は久しぶりのひとり外出だったので、ちょっとドキドキしていましたが、具合が悪くなることもなくじっくり楽しめました^^






今回の目玉はベラスケス作『薔薇色の衣装のマルガリータ王女』。
ベラスケスはマルガリータ王女の肖像を何枚か描いていますが、私がよく知っているのは『ラス・メニーナス』に描かれたマルガリータ王女の肖像でした。

『ラス・メニーナス』のマルガリータ王女は5歳くらいに見えます(実年齢は調べていないので分かりませんが)。
今回見た『薔薇色の衣装のマルガリータ王女』の彼女はわずか3歳だそうです。
3歳児には思えない気高さが絵から感じられました。さすがは王女様。

ベラスケスの絵を生で見たのは初めてですが、ほんの少し離れた位置から見るとその色の配置や構図がよりいっそう素晴らしく感じます。
マネはベラスケスを『画家の中の画家』と評していたんですって。
そう言われてみれば、ベラスケスと印象派の画家たちに類似する部分があるように思えました。



その他展示品は75作品に上ります。
知っている画家の絵が出てくると『おっ!〇〇の絵だ』なんて思うのですが、知らない画家もたくさんいます。
そういう点では、フェルメールやルノワール、もしくは印象派だけを集めた展覧会などは好きな画家の絵ばかりなので始終ワクワクできますね。

ウィーン美術史美術館には有名な絵画が目白押し。今回来日してほしかったものがたくさんあります。
今回もベラスケス、ヤン・ブリューゲル、ルーベンス、ヤン・ステンなど有名な画家たちの作品を見ることが出来ましたが、もしもピーテル・ブリューゲルの『バベルの塔』や『雪の中の狩人』、フェルメールやラファエロが見れたらまた感激もひとしおだったろうと思います。



だけど、今回はただの美術史美術館展ではなく“静物画の秘密展”なのです。
画家〇〇の絵を見に来たのではなく静物画というジャンルを見てみようと意識を変えるだけで、画家の名前を知らなくてもかなり楽しめました。


静物に隠された寓意や象徴、アトリビュート。

そういった言葉が解説に出てくると、『やっぱりそういう隠された意味を知ってると、絵画を見るのが何倍も楽しくなるなぁ*』と実感しました。


以前は一目見ただけで美しい印象派(特にモネやルノワール)、デュフィの絵が好きでした。
それらは今でも好きですが、4月に見た『ウルビーノのヴィーナス展』以来、宗教画や静物画を見るのが楽しくなりました。
というのも、絵画に隠された寓意や象徴があることを知り『それを知っていたら今回のヴィーナスたちをもっともっと楽しめたんだろうな・・・』と思い、さっそく本屋さんでアトリビュートの本を買ってほんの少し知識を得たからです。



今日の美術史美術館展では、寓意や象徴について少しでも知っていた自分グッジョブ!(笑)と思いました^^
付け焼き刃の知識でも良いのです、趣味をよりいっそう楽しむためだけが目的なんだから。

『あっ!これは〇〇を表してるんだっけ』と思いながら見ると、やっぱり楽しかった*

フェルメールが好きで彼の画集を見ていたおかげで、今回多数来日していたオランダ・フランドルの画家たちが絵に込めたメッセージもすんなり理解出来ました。

おかげでウィーン美術史美術館展は大満足!

東京でのフェルメール展やエヴァレット・ミレーの展覧会、横浜の源氏物語展に行けなくて、かなり残念に思っていた分久しぶりの美術展でストレス発散できました☆


また仙台に興味のある展覧会が巡回してくれば良いなぁ*

ウィーン美術史美術館展_f0182962_1821130.jpg

by swarm-of-meteors | 2008-12-11 18:02 | お気に入り
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